バンバンコム
都 JUST UP JEAN
   
 



12月と言えばクリスマス・・・かも知れない・・・
しかしこの時期・・・独り者にとってはどうでもイイのよ・・・クリスマス
年間を通じてもっとも早く過ぎ去って欲しいイベント
・・・むしろ無くなってもイイんですけど・・・クリスマス
今回の話は今から数年前のあるクリスマス・イブの話

当時独り者のサンチェは一切家から出ずに出来るだけ

外界の影響を受けずにクリスマスというどーでもイイ1日を過ごそうとしていた

あれは忘れもしないその年の1年前のクリスマス・イブ

独りで過ごすには淋しすぎると友達のノビ君を家に呼んだ

二人でテレビなんか見て過ごしていたのであるが

・・・・ テレビではクリスマス特別番組などという

なんとも触れて欲しくない話題でモチキリ

・・・・ これな番組を観ているとイヨイヨと虚しくなると二人でゲームセンターに出掛けた!

しかしそこはいつものゲームセンターとは全く違う光景が待ち受けていたのだ

脱衣マージャンに夢中になるオッサンの姿もなければ

格闘ゲームに白熱する男達の集団もいない

・・・いるのはアツアツデレデレのカップル・・・ばかり・・・なんだ?この甘い空間は!

UFOキャッチャーに群がるカップル達

彼女「ねーねーアノ熊さんが欲しいぃぃぃぃー」

彼氏「よーし」

・・・・どれほどの腕か?っと遠巻きに眺めていると

・・・全くヘタな彼氏 ・・・駄目駄目もっと重心を考えないと無理ですわ

彼女を前に頑張る彼氏・・・千円ほど使ってようやく熊さんをゲットです

彼女「わぁー凄い!」

・・・全然凄くねーよ! サンチェなら・・・あの程度の熊なら千円あれば3個は取れる!

っと心の中で叫んだ!

その頃ノビ君は・・・・ UFOキャッチャーやってます!カップル達の群がるUFOキャッチャーで

「どうだ!俺は凄いだろう!」っと凄い勢いでぬいぐるみを取っていますよ

サンチェは直に気付きました・・・ノビ君の思っている事に

こんなアツアツカップルに取られるくらいなら・・・俺が全て取ってしまおうか?

帰りの車の中で ノビ君「今日は一杯ぬいぐるみ取れたな・・・でも凄く・・・ムナシイ」

サンチェ「あぁー確かに!俺もノビもUFOキャッチャーの腕は相当なモノだ

    ・・・でもなぁー完全に敗北者だよ!完敗!・・・ぬいぐるみをあげる人がいねー

後部座席には大量なぬいぐるみ・・・どうするんだ?このぬいぐるみ・・・・

 

そんな去年の痛い思い出をを教訓に・・・その年は家でヒッソリと過ごす予定だったサンチェ

しかしどーにもアル本が必要になってしまい車に乗り本屋へ向かった

・・・街はクリスマス一色ですよ・・・楽しそうに寄り添う二人

アル本も無事に購入してとっとと家に帰ろうと駐車場に向かう!

するとどうだ・・・落とし物?携帯電話がサンチェの車の横に落ちている・・・とりあえず拾ってみた

・・・当時異様に流行っていた『たれぱんだ』のストラップの付いた可愛らしい携帯!乙女仕様である!

ここ数ヶ月は女性らしい女性とは全く会話すらした事のなかったサンチェ・・・

乙女仕様の携帯を持つだけで・・・少し興奮した(・・・情けない)

興奮している場合ではない!・・・どうすればよいのだ?・・・このまま持主が現れるのを待つのか?

10分ほど車の中で待機するサンチェ(携帯は落ちていた場所に置いて)

・・・・張り込むする刑事の気分・・・・ナニやってんだ俺は?

・・・持主は現れない・・・悩んだあげくもう一度携帯を拾い電話帳をチェック!

あるよなぁー普通は・・・あってくれよ!あった・・・解りやすい「自宅」0849××××××

乙女はもう家に帰っているかも?・・・とりあえず電話してみた

サンチェ「もしもし・・・あの携帯電話を拾ったんですけど・・・」

女性  「?ハイ?」・・・・なんかオバサン風の声です・・・全然乙女でない!

サンチェ「・・・あっ違いますかね?携帯を拾ったんですよ・・っで自宅の電話に電話したんんですけど」

女性  「あーそれは私の子供の携帯電話です!」・・・子供!でしょうでしょう!それは良かったです

サンチェ「・・・あの〜この携帯どうしましょうか?」

女性  「失礼ですけど・・・今どちらでしょうか?」・・・

サンチェ「・・・えー○○町の○○書店の駐車場ですが・・・」

女性  「あ!近くです!そこからマクドナルドが見えますよね?今そこでバイト中だと思います

     よかったら本人に届けて欲しいのですが・・・」

サンチェ「・・・はぁーは〜!」

女性  「あ・・・申し送れました私鈴木(仮名)ですので・・・鈴木でわかると思いますのでお願いします・・・」

サンチェ「・・・暇ですしイイですよ!届けますよ」

 

まとめるとこうだ!サンチェの拾った携帯の持主は目の前(30m)先のマクドナルドでバイト中

その子に携帯を届けて欲しいっと・・・・

そんな物は全然OKですよ!

まずはマクドナルドでバイト!これはツマリ若い!っを意味します

遥か昔・・・高校生だったサンチェはよく駅前のマックに行っていました

ハンバーガーが食べたかったわけではありません!可愛い店員さんが居たのです

そんな可愛い店員さんとの一時の会話!その会話がサンチェの青春だったのかも知れません

可愛い店員さんが言うんです「ご一緒にポテトもいかがですか?」・・・・・

断る理由が見つかりませんよ!相当食べましたよ・・・ポテト・・・飽きるほどに

そして次のポイントは本日!本日はクリスマス・イブ!時刻は午後5時!

お母様の話から乙女はバイト!社員や店長なら話は別ですが

・・・クリスマス・イブにバイトしてる乙女ってことはカナリの高確率で彼氏不在!

サンチェはワクワクしながらマックドナルドに向かいました

携帯電話という!素晴らしい出会いのアイテムを大切に抱えて

マクドナルドってのは入口付近が一面ガラスバリです・・・スグに入ろうとはしませんよ

マズはガラス越しに乙女を偵察します

するとどうでしょうか・・・二人の乙女が居るではないですか!

二人共年齢は20?21歳そんな感じです!そして顔!

1人はショートカット!1人は肩まで伸びた髪で内巻!目は二人とも大きく

チョット内巻の方が好みでしたが

・・・ハッキリ言ってドッチでも全然OKなレベルです!

これはミラクルです!ミラクル!聖なる夜に神がくれた最高のクリスマスプレゼントです!

正直・・・1回家に帰って!風呂に入って体を洗い!髪型も整えようか?っと思いましたよ

さすがにソコまではしませんでしたが・・・スグ近くのスーパーへ走りました

っで買ったのがkissMint!キスミントです(ガム)

お口スッキリだか息さわらかだか忘れましたがそのキスミント・アップルミントを買いました

そして3枚同時に噛みましたよ!

・・・サンチェ思い込みが激しく!自分の都合のイイ様に物事を解釈する癖が多々あります

クリスマス・イブっという特別な日に運命的な出会いを目前に少し舞い上がっていたのかも知れませんが・・

その時のサンチェはこう思っていました!確かに!

・・・俺はたぶんこの二人のどちらかと・・・付き合う事になるな!(困った自信だ)

・・・・ウィーン(自動ドアの開く音)・・・運命のドアが今・・・開きました

サンチェとりあえずタイプの内巻乙女の方へ向かう!

サンチェが携帯を取り出す前に乙女

内巻乙女「こちらでお召し上がりですか?それともお持ち帰りですか?」

サンチェ(・・・今日!私は君をお持ち帰りします!!)

サンチェ「実はそこの駐車場で鈴木さんの携帯を拾いまして」・・・ポケットから携帯を取り出す

内巻乙女「・・・・あっ少々お待ちください」

・・・・どうやら内巻の乙女は鈴木さんではなかったようです!じゃー横のショートカットの乙女!

先ほども書きましたが!イイんです!ショートカットの子も全然可愛いのです!

しかし内巻乙女は横のショートカット乙女ではなく・・・後ろの厨房?の方へ向かい

内巻乙女「鈴木さん〜!携帯を拾ってくれた人が来ていますよぉ〜」

・・・アラ?鈴木さんは?厨房ですか?・・・・???

???鈴木さん登場!

もうねービックリしますよ!本当に・・・・鈴木さん!

年齢は22・・23?栗色の綺麗な髪にキャシャな体!厨房から現れたのは身長180cmオーバー!

 

・・・そんなロンゲの男ですよ!・・・鈴木さん・・・誰ですか?アナタ

・・・・・・・神は私を見放したようです

・・・・・・・この時点で携帯置いて帰ろうかとも思いましたよ

鈴木さん「あっ!俺の携帯!拾ってくれたんですか?ありがとう御座います!・・・どうして私の携帯だと?」

・・もうねー説明する気も起きませんよ・・・鈴木さん〜「あー自宅の番号に電話したらお母さんが・・・・」

鈴木さん「・・・あっ!どうも助かりましたありがとう御座います〜」

サンチェ「イエイエ・・・・・・・・では」

鈴木さん「・・・あのーこんな物しかありませんが・・・良かったらハンバーガー食べて帰りますか?」

・・・・・・よしてくれよ鈴木さん!サンチェはとてもそんな気分じゃありませんよ

サンチェ少し嫌味を込めて言いました

サンチェ「・・・・こんな可愛いストラップ付いてるから・・・・女性かと思っていました(苦笑い)」

(男がこんなピンクのたれぱんだのストラップ付けてんじゃねーよ!!!)

鈴木さん「・・・あーコレ・・・・彼女とオソロイなんですよ(苦笑い)・・・・」

・・・・・ナントも彼女がいるみたいです・・・・聞くんじゃなかったです・・・マスマス気分が悪いです

サンチェ「では・・・私はこれで・・・・」

鈴木さん「・・・あ!本当にどうもありがとう御座いました・・・・」

・・・・サンチェが振向いて帰ろうとした瞬間

内巻乙女「どうもありがとう御座いました」・・・・感じのイイ乙女です・・・素敵な笑顔です・・・

・・・・・サンチェは出口に歩きながら思いました・・・・マテヨ?

これは内巻乙女の視点から考えてみたら???

今のサンチェは内巻乙女からみて・・・非常に好青年にうつっているのでは?

携帯を拾い→自宅に電話→その携帯をワザワザ届けてくれる!そんな素敵な好青年にうつっているのでは?

基本的に女性から好青年と思われるには非常に困難な事なのです

女性本人に対してやさしくすると・・・・感のイイ女性の場合・・この人私に下心があるな?

っと感づかれてしまいます

しかし第三者に対してやさしい態度や発言をするとこれは効果が違うのです

この人はなんて素敵な人なんだろ〜と思う事があるんです・・・今回のパターンはそれですソレ!

ピンチはチャンス!発想の転換です!

今日はクリスマス・イブ!そんな聖なる夜にバイトに励む内巻乙女・・・・高確率で彼氏不在ですから

・・・・もう二度と来る事はないな!っと思っていたココのマック!明日から通う事にしました!

・・・明日はクリスマスですし!・・・そう考えると鈴木さんの事もイイ人に見えてくるから不思議です!

サンチェと内巻乙女の出会いの為に現れた・・・天使なのかも知れません・・・デカイ天使だ

ウィーン・・・ガラス越しにさり気なく・・・・今一度内巻乙女の顔を見ました

 

・・・・そこには向かいあって楽しそうに笑顔で話す・・・鈴木さんと内巻乙女

・・・・実にイイ雰囲気です・・・アラ?

次の瞬間・・・内巻乙女がポケットから取り出しものは携帯電話・・・あっ!!!

・・・・ここから先はの会話は推測ですが

・・・・これで全てのつじつまが合います

ナゼ?にあんな可愛い内巻乙女がクリスマス・イブにバイトをしているのか?

ナゼ?にあんなに素敵な笑顔で内巻乙女がサンチェにお礼を言ったのか?

内巻乙女「もうー駄目だぞ!せっかくプレゼントしたストラップなのにぃ・・・・」

鈴木さん「ごめん!ごめん!でも今年のクリスマスは凄いプレゼントを用意してるからさぁ〜・・・」

 

いつかのメリークリスマス-終劇-